看護師のシフトについて

入院病棟のない個人病院や診療所などは、外来が終われば仕事の後片付けや次の日の準備などをして勤務終了となりますが、入院病棟のある病院ですと、24時間患者さんがいることになりますから、看護の仕事も24時間体制になります。
全ての人が24時間勤務するというわけには行かないので、勤務シフトを作って、そのシフトにしたがって勤務することになります。
看護師の勤務シフトは大きく分けると3交代制と2交代制があります。
3交代制度は昔から採られてきた看護師の勤務シフトの定番です。
今でも約7割くらいの病院が3交代制のシフトを採用しています。
3交代制は日勤のほかに準夜勤と深夜勤があるシフトの体系です。
2交代制だと、夜勤の後は明け、休みと続くことが多く、予定が立てやすいなどの利点もありますが、夜勤が3交代の準夜勤、深夜勤を合わせた時間帯になるため、疲れやすいなどの不便な点もあります。
一方3交代制は夜勤が2交替制の半分なので疲労感が少なく、うっかりミスなども少なくて済みます。
しかし、シフト自体が複雑なため、自分の時間の予定が立てにくいなどの不便な点も多いようです。
中でも準夜勤は、日勤と深夜勤をつなぐ、橋渡し的な役目を持っていて、非常に忙しい時間帯でもあるのです。
申し送りが終わればすぐに患者さんの夕飯の時間。
食事介助や食前食後の服薬確認、又、消灯時間にかかる時間帯であるため、消灯後なかなか眠れない患者さんを寝せたり、深夜勤に申し送るための患者さんの様態チェックを行ったりしなければなりません。
また、準夜勤は終わるのが0時ころ。
バスや電車は終わってしまっています。
車通勤したり、病院の近くに住んでいなければ準夜勤をこなすのは非常に厳しいといえます。
このように、勤務シフトの事を頭に入れて、看護師の求人を探したほうがいいと思います。